ネロリについて🌿 Episode.1
〜 歴史と由来 〜
ネロリとは、ビターオレンジの花から抽出される精油のことを言い、
化粧品など様々なアイテムに取り入れられ、
女性ホルモンを整える効果効能もあるといわれています。
ビターオレンジは、日本ではダイダイと呼ばれている果物で、
これを原料としている香料にはいろいろな種類がありますが、
水蒸気蒸留法によって抽出したものをネロリと呼びます。
ビターオレンジの花は、栽培にとても時間がかかることでも知られており、
それに加え、ネロリは抽出の際に開花したばかりの花しか使うことができず、
1キログラムの花から1グラムしか抽出できないためとても希少とされています。
ネロリは昔から、チュニジアやモロッコなどの地中海周辺の北アフリカ諸国で、
化粧品や薬として親しまれ、料理に取り入れることもあったようです。
（中国では、12世紀頃から入浴剤として利用されていたという記録も..！）
ヨーロッパでは、17世紀にイタリア・ネロラ公国の
アンナ・マリア妃が愛用していたことでも知られており、
ネロリの名前の由来は、このネロラ公国からきているそうです。
19世紀後半、イギリスのビクトリア王朝期では、
コルセットを締めた女性達が気付け薬代わりに利用していたこともあったそう。
さらに、故ダイアナ妃も洗顔時にネロリを愛用していたと言われるなど、
ネロリは古くから多くの人々に愛されてきたことがわかります。
次回エピソードはそんなネロリがもたらす、
効果効能についてフォーカスをしご紹介をさせていただこうと思います🫧